その昔伊都国と呼ばれ、朝鮮・中国との交流の拠点として栄えた、福岡県糸島市で5頭の乳牛と共に歩み始めました。
乳牛はデリケートな動物です。都市化が進んできた糸島から、市内で3つの大きな川が合流する水郷日田に移りました。
おかげさまで、牧場規模は大きくなりましたが、牛乳需要の減少や飼育費高騰等により、経営の転換が求められています。
6次産業化の認定を受け、ブラウンスイスの生乳を使った商品開発に取り組み、高級アイスクリームが誕生しました。
ブラウンスイス種の乳牛は、ハイジのふるさとスイスが原産地です。日本には明治20年頃から輸入されていたとの記録が残っていますが、現在は、約1000頭くらいしかいない希少価値の高い乳牛です。
ブラインスイス種の乳質は、ホルスタイン種に比べて乳脂肪分、乳タンパク質、無脂乳固形分がいずれも高く糖質が低いのが特徴です。そのため味は、濃厚にもかかわらず、後味がさっぱりしており、食事のデザートや午後3時のアイスクリームとしてご堪能いただけます。
ブラウンスイス種の乳牛の特徴は、体型は大型で寒さに強く、毛色は全身灰褐色で、おとなしい性格をしています。特に鼻鏡と口の周辺の「糊口」が白く、愛くるしい顔をしています。